第二新卒の転職活動

第二新卒が大手企業に入れない3つの理由

元就活コンサルタントの視点から第二新卒の就職活動の問題点についてまとめています。

第二新卒の就職が上手くいかない本当の理由

 第二新卒として就職活動をやり直したい方は増えている一方で、
第二新卒の就職活動が上手く行かないという相談を多く見かけます。
特に大手企業に入社したいという方も多くいるハズ。
しかし、第二新卒で大手企業に入るのは難しいと思っている方も多くいます。
実際は、大手企業への就職活動のやり方を間違っていることが原因であることも多いのです。
 私自身、28歳で第二新卒という不利な経歴を持って就職活動をし、大手企業から内定を獲得しています。
第二新卒の実態として、どのように就職活動をしていけば良いのか解説していきます。

<要員1>入社不可能な大手企業ばかり選んでいる

入社不可能な企業ばかり応募をしているという理由が挙げられます。
入社したい企業ランキングの上位を独占するような超大手企業に入りたいと思う方はやはり多くいます。
大抵の場合、B to C のビジネスモデルで、CMをバンバンやっているような企業が多いと思います。
誰もが知るエリート街道まっしぐら!超絶ホワイト企業に入社するのは、かなり難しいかと思います。
日本は新卒至上主義で、新卒だからこそ超大手企業に入社出来る権利を持っている場合が多いのが現実です。
新卒だけで採用活動を終えてしまうので、第二新卒の募集なんてないのです。
 しかしながら、大手企業はテレビCMで知っている企業だけでは無いはず。
例えば、日本を代表する自動車メーカーだって、自動車部品を作っている企業が数多く存在し、自動車メーカーを支えています。
従業員数が何千人、何万人いて、年収も高いけれど、あまり知られていない大手企業の方が多いのです。
意外と第二新卒の採用実績のある大手企業は、数多く存在しています。
大手企業の探し方を知って入れば、入社できる大手企業を見つけられます。

<要員2>第二新卒には辞めた実績がある

就職した会社を辞めた実績があることが、第二新卒の大きく不利となるポイントです。 大手企業が採用をする場合、すぐに辞めない人、ストレス耐性が高い人材を採用したいと考えています。
人材を一人採用するには数百万円というコストがかかり、入社後も給与を払いながら教育をするという大きいコストを払っています。 すぐに辞めれては、企業には大きな赤字です。
第二新卒はせっかく入社した企業を1~2年で辞めたという実績があり、
企業にとっては「採用してもまたすぐ辞めるんじゃないの?」と、ある種の偏見を持っている場合があります。
しかし、第二新卒が面接時に語る転職理由はこの偏見を打ち消せていないことが意外と多いのです。
例1)前職の仕事をする中で別の仕事に強い興味を持ちチャレンジしたくなった。
 興味が移りやすい、興味が移ればすぐに退職する人材と見える。
例2)前職の業務内容が合わなかった。
 仕事で面白くない、合わないことがあるとすぐに辞めてしまうような人材と見える。
例3)前職の職場環境が残業代が出ず、勤務時間を長時間だった。
 辛いことがあると耐えれない(ストレス耐性が無い)。 この他にも、企業にとって悪く捉えられるポイントを自ら語っているケースが本当に多いです。
 真実はどうあれ、もし採用したら絶対辞めないと思わせるような転職理由を語ることが必須です。
例えば、やりたい仕事はあったが、待遇や企業規模だけで就職先を決めてしまってとても後悔したと言ってしまうのも手かと思います。
学生の立場で就職先を誤ってしまうことは、一般的によくあることです。
但し、社会人としての目線で物事を考えることが必要です。 前職を簡単に辞めたということは、採用や教育にかけたコスト分、前職の会社に損害を与えてることを反省していることも織り交ぜると良いと思います。
 企業側からすると、就職活動では選択を誤ってしまったが、辞めることの重大さを理解しているなと思えませんか?
(あくまで一例です)

<要員3>新入社員より年齢が高いこと

第二新卒は社会経験が1~2年あり、年齢が高いことも不利となりうる点です。
第二新卒は前職の経験が浅く採用後、教育が必要と思われていることが一般的です。
しかし、社会経験があるという自尊心により待遇が経験者として扱われないことへの不満や、
教育担当の先輩社員が年下で指導しにくい、同期が年下で新入社員が萎縮する等、
第二新卒が会社生活において悪影響を及ぼすことも懸念されます。
 そこで、第二新卒は誰よりも素直で強い向上心を持っていることが求められます。
第二新卒は新卒社員と同じです。この点は、しっかりと自覚してましょう。
前職で2~3年仕事をしていたとしても、職場や会社を変わればその経験は生かされない事のほうが多いのです。
面接でやたらと前職の成果を強調するのは、あまりオススメ出来ません。
一からやり直す気持ちと、真摯に仕事に取り組んできた姿勢を伝える方が良いでしょう。

第二新卒が大手企業に入ることはできるか

第二新卒は大手企業に入ることが出来ます。 私自身、未経験職種に転職活動をしていましたが、大手企業から内定を獲得できています。
しかし、第二新卒なりの転職活動をしていく必要があります。
成功のポイントは、
大手企業を見つけること
企業側の視点を理解することです
企業側の視点を理解することは重要です。
自分が思う自分自身の強みは、必ずしも大手企業が評価するとは限らないのです。
大手企業が評価をする点、マイナス評価をする点を理解した上で、面接で転職理由や自己アピールを考えることが必須です。
うまく大手企業を探すことも忘れてはいけません。
転職サイトには、おそらく第二新卒者が応募したいと思う大手企業の掲載があまり無いと思います。
これも企業側の視点から考えると簡単な理由です。
転職サイトは誰もが登録出来き、企業には誰でも応募出来ます。 もし大手企業が転職サイトに掲載した場合、応募が殺到することは目に見えています。 応募者をすべて審査していては、採用に相当な時間がかかってしまいます。
そこで、大手企業は求人を転職エージェントサービスにのみ求人を出していることがほとんどです。
転職エージェントサービスは、登録制の転職支援サービスですが、登録時に審査があります。
登録者の経歴等から登録可否の審査をしており、ここである程度、人材を選別されます。
人材が選別されているため、大手企業にとっては良い人材を効率よく採用出来るメリットがあります。
 このため、 第二新卒が大手企業に入社するには転職エージェントサービスの利用が必須となります。 大手企業を目指す場合には必ず、利用をすることをオススメします。